Oku
*Kickstarterのキャンペーンは終了しました。こちらのリンクよりOkuをご購入頂けます。
和紙に詩が活版印刷された「Special First Edition Oku Set」 ©Kakeru Ooka
Okuは、400年以上の歴史を持つ金工の街、新潟県燕三条の熟練した職人との協業で生まれた新しいナイフです。
日本の伝統的なテーブルセッティングやアレンジメントに影響を受けたこのデザインは、特徴的な折り目のついた持ち手により使いやすく、テーブル上の物との新たな関わり合いを生み出します。
ナイフを皿の縁に引っ掛けることができます。©Kakeru Ooka
Dezeen Awards-ホームウェア・デザイン・オブ・ザ・イヤーを受賞
「スコットランド出身のアーティストであり、金属細工師のキャスリーン・ライリーは、日本の伝統的なテーブルセッティングからインスパイアされたナイフをデザインしました。ナイフの折り目のついた形状は箸置きからヒントを得ており、皿やボードの縁に引っ掛けることで、ナイフのブレードがテーブルに着かないようにデザインされています。」
「審査員のコメント:美しく斬新でありながら、どこかユーモアがあります。フォルムと機能がエレガントに融合したデザインとなり、ナイフとボードはそれぞれの形が合わさることで、形状を生かし機能性を表現しています。」
Crafted in collaboration with Japanese artisans
ナイフの機能性を示すため、木製ボードとパッケージされています。©Masaaki Inoue
2023年は、Okuを最終サンプルから入念に仕上げて、製品にすることに専念しました。熟練した日本の職人たちとともに1年以上かけて製造工程を完成させ、いよいよ発売となります。このKickstarterを通じてのみ、初回版のOku・セットを購入することができます。
Okuは新潟県燕三条で生産されています。©Kakeru Ooka
A modern take on Western tableware inspired by Japan
日本で暮らし、日本文化を肌で感じるなかで、衛生的に箸先をテーブルに着かないようにする箸置きにインスピレーションを受けました。このことが、お皿から落ちたり滑ったりするテーブルナイフを改良する動機になりました。「Oku」は日本語で「置く」と訳される、西洋と日本の美学 と機能性が融合したデザインです。
Okuはブレードがテーブルに着かないようにデザインされ、上向きにして安全に置くことがでます。©Masaaki Inoue
Folded handle integrating form with function
©Kakeru Ooka
Okuはお皿やボードの縁に引っ掛けることで、安定して乗せられ、すっきりと無駄なスペースをとる事なく使えます。また通常のナイフのように、皿や瓶、ボードの上に安定して置くことで清潔に使うことができます。
和紙に詩が活版印刷された「Special First Edition Oku Set」 ©Kakeru Ooka
©Kakeru Ooka
Wooden board in collaboration with Karimoku Furniture
カリモク家具とのコラボレーションにより、サステナブルな方法で調達された国産の木材で作られたボードを、Okuのナイフがエレガントに縁取ります。カリモク家具は、職人の技と芸術性を向上させることに努めています。
©Kengaku Tomooki
©Masaaki Inoue
Rewards
Okuのボードには、家具作りではあまり使われない国産材を用いています。自然の木目模様を再現するために巧みにカットされ、短冊状の板は一枚一枚再構築されユニークに仕上がります。
数種類の木材から選べるOkuのボードは、日本の森の美しさを表現しながらそれぞれの木材が持つ特性を楽しめます。
サクラ(左上)サワラ(右上)ヒノキ(左下)からお選び頂けます。
サクラ
日本人は古来より桜の花の美しさや散る儚さを愛でており、桜の材や樹皮を使った手工芸品も多くあります。桜の木は広葉樹であるため丈夫で、滑らかな手触りと適度な重さがあります。使い込むほどに飴色に変化していく様子も楽しむことができます。
サワラ
サワラはヒノキに似た針葉樹ですが、材が柔らかく、建築構造材には通常使われません。しかし、抗菌性のある天然オイルを豊富に含んでおり、湿気に強く耐久性があるため、日本では伝統的に米櫃や柄杓に使用されてきました。
ヒノキ
心地よい香りを放つヒノキは、強度が高く光沢もあるきれいな材のため、日本では古来から浴槽から寺院などの建築まで、幅広く利用されてきました。天然の抗菌作用があり、サワラと同じく耐水性もあります。
ヒノキ(左)サワラ(中央)サクラ(右)©Riyo Nemeth
天然木を使用しているため、素材や色に個体差があり、Okuのセットはすべて一点ものとなります。
Oku’s objectives
Okuは人差し指は持ち手の上部の角に、持ち手の内側は手のひらに心地よくフィットするようカーブした、持ちやすいデザインです。©Kakeru Ooka
熟練した日本の職人との協業により丁寧に作られているOkuは、東洋と西洋の文化のつながりをより深く理解することを促します。Okuの形状は、古くから伝わる製造技術を用い、その土地で調達された材料や工芸技術を活用し、西洋食器の何世紀にもわたる伝統に挑戦しています。
機能的でありながら型にはまらない、ダイニングスペースに新しい息吹を吹き込みます。
Specifications
Okuセットのポストカードには、デザインのテーマを表現した詩が印刷されています。©Masaaki Inoue (left image)
Oku バターナイフ
素材:高耐食ステンレス製
寸法:約170×20.5×15.5mm
木製ボード|樹種:国産材
塗装:ウレタン塗装仕上げ
寸法:約170x95x13mm
ナイフとボードはパッケージされ、取り外し可能なストラップで固定されています。
About me
©Kakeru Ooka
イギリスと日本にて10年以上暮らすスコットランドのアーティスト/金属細工師のキャスリーンは、2018年にジャパン・ハウス・ロンドンで開催された企画展「燕三条―金属の進化と分化」を訪れ、燕三条の高い職人技術を初めて目の当たりにしました。
その後、イギリスを離れ、2020年から2022年にかけて、実際に燕三条で修行し、「Oku」を開発しました。
燕三条の熟練した職人たちとの協業についての詳細は、こちらのリンクよりご覧頂けます。
食事をする際にOkuの様々な置き方を楽しむことができます。©Masaaki Inoue
Press and comments
Dezeen
"Reilly aimed to create a reinterpretation of the western table knife that interacts with tableware in different ways while maintaining a recognisable knife form."
Design Anthology Magazine
“Simplicity, craft and poetry meet in Oku — a butter knife with a perpendicular blade that slots neatly into the edge of a wooden board, all lyrically wrapped in a poem.”
Yanko Design
“The Oku knife features a rather intriguing handle that is folded 90 degrees from its blade - the handle can be placed on a surface, with the blade sitting perpendicularly away from that particular surface.”
Tokyo Weekender Magazine
"Oku explores new territory through the manner in which we interact with the everyday through a new knife design made in collaboration with local cutlery makers in Tsubame."
SZ Magazinのバター特集に掲載されたOkuとトマトバターです。 ©Kathrin Koschitzki
Proposed Timeline
6月 Kickstarter限定で「Oku」のファーストエディションをリリース
7月 Kickstarter完了、生産開始
8月~9月 生産
10月 仕上げ作業
11月 注文品の梱包とオーダーの発送
Budget and shipping
今回のKickstarterキャンペーンでは、500個の生産に必要な金額を集めています。注文数が500個を超えた場合、予定されているスケジュールに影響が出る可能性があります。すべてのご注文は日本からの発送となり、日本国外への発送の場合、若干の送料がかかります。※日本国内は送料無料
Credits
映像撮影・編集:ネメス リヨ
ディレクション:パズ カストロ イバラ
燕三条撮影:大岡翔
音楽:斉藤尋己
ロケーション:池田ギャラリー 東京・玉川堂 燕市新潟県・日野浦刃物工房 三条新潟県
Okuの協力者: ファクタリウム、カリモク家具
グラフィックデザイン:玉田真望(inu)
Special Thanks
藤本美紗子・inuチーム、山田立・白鳥みのり・玉川堂、山後春信・ファクタリウムチーム、加藤洋・カリモク家具チーム、宮島身奈、Dezeen Awards、ジャパン・ハウス・ロンドン、大和日英基金、在日英国商業会議所、木村亜津、高橋拓也
Contacts
info@kathleenreilly.co.uk
Instagram: www.instagram.com/kathleenleen
Website: www.kathleenreilly.co.uk
Risks and challenges
Okuは、燕三条とカリモク家具の熟練した職人たちとのコラボレーションによって作られています。彼らは、その精密さと技術で有名であり、サステナブルな方法で調達され、環境に配慮した製品を生産しています。私はこれらの職人たちと修行をし、共に働き、彼らの高い技術力と世代を超えた知識を体験してきました。製造仕様が確定し、このキャンペーン目標に達し次第、すぐに生産を開始致します。クリエイティブなプロジェクトでは、プロセス中に障害や予期せぬ課題が発生し、その結果、生産や納期に遅れが生じることがありますが、私は提案スケジュールを軌道に乗せることに全力を尽くし、変更が発生した場合には、皆様にご報告いたします。
Sustainable materials
日本製の高品質ステンレスや、日本の森林を守るために伐採された国産材など、サステナブルで長持ちし、 ユーザーと環境、そして地元メーカーに還元できる素材が厳選されています。外務省が掲げる「持続可能な開発目標」のもと、責任を持ってOkuは生み出されました。